2010年01月04日

今年の正月休み

今年の正月休みも今日でおしまい。

実家に帰省した以外は、特にどこに行くでもなくのんびりと自宅で過ごしました。
そのほとんどを、本を読んですごしていたような気がしますね。

その中で面白かった本を一冊。

「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート
コリン・ジョイス著 谷岡健彦訳


この本は、年末に見つけた「外国人が英語で書き込んだ、日本のさまざまな事についての感想などをのせたウェブサイトを、日本語に翻訳して紹介する」スタイルのブログ、「誤訳御免」というところで紹介されていたので、購入して読んでみたのでした。

この本の著者はイギリスの高級日刊紙「デイリー・テレグラフ」の日本特派員で、在日18年。
かなり日本については詳しく、来日した友人に必ず紹介する場所は「銭湯」だそうです。

彼曰く、日本の社会を知りたければ、プールに行けばいい、と。
別に厳しい規制があるわけでもないのに、上級者、中級者、初級者、そして水中ウォーキングのレーンに分かれ、対面から誰かが泳いでくれば、ぶつからないように道をあける。
お互いの迷惑にならないように、周りに気を使っている姿に、日本の縮図を見る気がするんだそうです。
そんなの、当たり前すぎて意識したこともなかったなぁ・・・

本全体に、日本を愛する著者の愛情があふれていて、日本人として読んでいて気持ち良くなる1冊ですね。
まぁ、もちろん良い事ばかりを書いているわけではないですが・・・

彼は日本特派員として、イギリス本社に記事を送るとき、たいていの場合はくだらなくて重要度の低い言ってしまえば「馬鹿げたネタ」になってしまうんだそうです。
イギリスの読者は特に日本についての情報を欲しておらず、載るとしたら三面記事。
必然的に読んだだけで笑えたり、馬鹿にしたり出来るネタになってしまうんですって(苦笑)
ちゃんとした真面目な記事を送ったとしても、テーマを捻じ曲げられて中身がスカスカな記事にされてしまうんだとか・・・

そういう点では、ちょっと残念な気がしますね。
これだけ日本を好きでいてくれる人が、本国に日本の本当の姿を伝えることができない、というのは・・・

よく言われることとはいえ、日本に住んでいると当たり前に思えることが、イギリス人から見るとかなり特異に写るということが多いということは、あらためて興味深かったですね。
posted by あきやん at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | Book